こんにちは。北大理学部 B3 の相澤耕佑です。今年の 3 月に入会しました。
HUIT と自分について
自分は今年の 3 月、どこで見かけたか HUIT がハッカソンを主催するとの情報を聞き、それに参加したことを境に HUIT のメンバーに加わりました。
IT に触れるようになったきっかけはコロナ禍の学部 2 年(2020 年度)が終了したのちの春休みです。この期間は本当に暇を持て余しており、ルービックキューブの揃え方を覚えてみたりひたすら小説を読んでみたりと、とにかく色々新しいことをしていました。
そんな中ではじめてみたことのひとつが AtCoder です。AtCoder は初めのうちは知識ゼロでも取り組めますが、必要な周辺の数学と IT の知識が徐々に増えていきます。このプロセスが自分にとっては新鮮で、もう少し深く IT について学習したいと思うようになり、ハッカソンを経て HUIT に入会しました。元々プログラミングとかエンジニアリングとかに対しては難しいイメージがあり小さな頃から忌避していましたが、この AtCoder の誘導的な構成のおかげでその抵抗感を払拭できたと思います。その後は AtCoder の参加を中心に HUIT で活動しています。
メンバーは先輩後輩含め、レベルの高い人で溢れています。以前は 13labo に集まって活動を行なっていたそうで、その状態も経験してみたいなと思う一方、現在活動に使用しているツールである Discord がメンバーによって HUIT 仕様にカスタマイズされており、早速メンバーの技術力の高さの一端に触れることができ感動しました。
7 月までの 4 ヶ月間での主な活動は、4 月の新歓やいくつかの技術イベントです。新歓では不遜にも運営側に回らせていただきました。役割は全うしたつもりですがうまく立ち回れたかは微妙です。
あとになって耳にしたのですが、コロナ禍の 2020 年度は HUIT がサークルとして満足に活動できず、とても大変な状況だったそうです。その中で現部長の ayumin さんをはじめとしたメンバーがなんとか踏ん張り、自分のような新規部員がハッカソンなどに参加できる環境を整えてくれたと聞いています。7 月現在でも部長中心に運営をあれこれ工夫して HUIT の活動をリードしてくれている状況です。自分もできることをやっていきたいと思います。
ハッカソンに参加した感想
前述の通り、自分は今年の春休みに HUIT 主催のハッカソンに参加し、その流れで HUIT に入会しました。ハッカソンは Web アプリケーションやゲームなど、思い思いのプロダクトを決められた期間内にチームごとに協力して開発します。もちろんハッカソンというイベント自体初参加でしたし、開発の現場を目の当たりにするのも初めてでした。ハッカソンの趣旨がそもそもたくさんの人に対して門戸を開くことだったのかもしれませんが、それでもやはり初心者歓迎を強調して参加へのハードルを下げてくれていたのはとてもありがたかったです。
今回は予めチームを作って参加する人とそうでない人両方が参加できました。自分は後者だったので HUIT メンバーの中に混ぜてもらってチームを組みました。このチームでは、行きたい観光地がいくつかあったときにどの経路を選べば最短時間で周り切れるか提示してくれるというスタイリッシュなシステムを巡回セールスマン問題のアルゴリズムを利用して作ることになり、ひとまず僕はバックエンドの開発を担当することになりました。
正直なところ当初は自分に何ができるか全く想定できませんでしたが、ハッカソンであるにも関わらずチームのメンバーの方が、Web アプリの大まかな仕組みからどのようなフレームワークで構成されているかまで説明するにとどまらず、実際の開発のコードを一行一行に至るまで解説しながらなるべく僕が手を動かせるようにリードしてくれました。頼りっぱなしなのが少々もどかしくもありましたが、おかげで開発を肌で感じることができました。
こういった流れで自分の初ハッカソンは終了しました。プログラミング学習の導入の形は人それぞれで、学校の授業であったりたまたま読んだ本であったりと、色々なパターンがあると思います。その中でも今回のようなハッカソンは、実践感覚と結びつけやすいという点で自分にとってのベストな選択だったと感じています。
またその際の開発のソースコードは主にはもちろん他のチームのメンバーが書いたものがほとんどですが、ハッカソン終了後にそれを自分一人で丸写しするということをしてみました。自分が扱ったことのない複数の言語については、特に細かい文法の意味などは気にせずにとにかく写経しただけです。今思えば細部まで時間をかけてよく考えてもよかったかもしれませんが、それでも雰囲気は味わえましたし、何よりその文法や言語を「みたことがある」状態にできたのは有意義だったと思います。
以上のように今回のハッカソンを自分なりに楽しむことができました。開催してくれた運営陣やチームメンバーにはとても感謝しています。残念ながら今は開発よりも競技プログラミングやアルゴリズムの勉強を主に行なっていますが、いつか自分も初心者の手助けになれるようにしたいと思います。